BtoC への業態転換で、独自の道を行く。
畳は、実は一枚一枚大きさが違う。畳の製造販売は、お客様から注文を頂いて、部屋の寸法をはかり、一枚ずつ丁寧に畳を作っている。また、畳だけでなく、襖や障子・網戸の貼りかえも行っており、和室の中を一辺に綺麗にすることができる。
同社は、ゼネコンや工務店などの企業と野洲地域に暮らしている一般のお客さんの両方と取引きしており、企業相手に仕事をする際にも企業の向こう側にいるお客さんのことを想った提案をすることができる。
畳を起点に、和室の内装なんでも対応
創業当初は、主な事業は畳だけであった。しかし、三代目として後を継いだ代表は、仕事でお客さんと接するうちに畳を変えると和室の襖や障子、網戸など他の部分も変えたくなることに気づき、お客さんに喜んでもらうために少しずつできることを増やしていった。今では、和室に中に関することは、クロス以外はほとんどできる状態である。
従業員の技術力が高いため、他社に比べて起動力が高い。問い合わせがあればすぐに駆けつけてゆっくりとお客様の話を聞いた上で、提案を行える。
親に後を継げと言われたわけではないが、学校を出てすぐに子供の頃から見ていた山本製畳店に就職。仕事を手伝いながら、畳の訓練校に月2 回、2 年間通い畳製作技能士2 級の資格を取得。その後さらに5 年経って1級を取得した。いつも笑顔でお客さんの話を聞いており、リピーターも多い。
「何とか皆さんに畳の良さを知ってもらえるように頑張っていきたい」と話す。特に一般のお客さんは、主に野洲周辺のみにこだわり、チラシの投函も行っている。「うちのお客さんのところは、いい畳で暮らしてもらいたい。」と地域に根差した思いを募らせる。
以前に比べて、畳の需要は減少の一途を辿っている。現在一軒家にある和室の数が一つや二つという家庭が増えてきている。ご飯は、椅子に座ってテーブルで食べることが当たり前となってきたからである。そのため、フローリングの洋間が主流となっている。野洲地域における畳屋さんは、年々減って今や3 軒のみという。一方で、畳よりも和紙で作られたカラーのヘリナシ畳の需要は増えている。
これに対して同社は、イグサで作られた畳だけでなく、洋間でも使えるカラーのヘリナシ畳をお客さんに発信するようにしている。ヘリナシ畳の素材は和紙でできており、色の組み合わせによって部屋の雰囲気も大きく変えることができる。
畳は、実は一枚一枚大きさが違う。畳の製造販売は、お客様から注文を頂いて、部屋の寸法をはかり、一枚ずつ丁寧に畳を作っている。また、畳だけでなく、襖や障子・網戸の貼りかえも行っており、和室の中を一辺に綺麗にすることができる。
同社は、ゼネコンや工務店などの企業と野洲地域に暮らしている一般のお客さんの両方と取引きしており、企業相手に仕事をする際にも企業の向こう側にいるお客さんのことを想った提案をすることができる。
山本製畳店
建設業
畳・襖・内装工事
野洲市永原656
山本 喜久雄
1925年(大正14年)