事業案内

創業のきっかけ|石塚造船㈱

創業のきっかけ

創業はうちのおじいさんだから、大正2年ですね。その頃はまだ、田んぼに船で行かはったんですよ。で、船大工を始めたのが大正4年ですわ。それから、そのうちに道路とかできて田船とか要らんようになって、漁師さんの船やったり、木造でヨットとか作ったり。瀬田川とかの屋形船を木造で何十台も作らしてもうたり。でも時代とともに要らなくなって。次は強化プラスチックで船作って。そこらへんから、僕が携わってきた。漁師さんの船とかを設計したのが僕の造船としてのピークやろうな。そのあとは、新たに漁師をやる人は少なくなっていって船の需要がなくなっていったときに、バス釣りが流行って、マリーナを始めました。

経営面の苦労と克服|石塚造船㈱

経営面の苦労と克服

時代の流れですね。造船をしていた時はまだ琵琶湖ではアユが捕れていたし、鮒ずしの原料にもなっているニゴロブナもまだそこそこ捕れていたから船が必要だったんですよ。たくさんその当時に船を作ってくれはってよかったんやけど、そのころからやっている人はもう年取ったはるさかいに、さあ次に何しよかって言ったときにバスボートでしたね。

いろんな楽しみ方できる場所|石塚造船㈱

いろんな楽しみ方できる場所

女性にも来てほしいっていうのがあって、男性のお客さんが彼女やら家族連れてくるんやけど、屋外で待ってんのも退屈やし、待たせておくのも気が気ではないですよね。やけど、近くには大型の商業施設があるでしょ。そこに行ったり。そんな楽しみ方ができる場所は、よそでは少ないんじゃないかな。

活動内容

三代続く造船会社が選んだ道

野洲川が琵琶湖に流れ出る河口のほとりに建っているクラブハウス。そこが石塚造船だ。

石塚造船は、バスボートを預かり、ボートの持ち主であるお客さんのサポートをしているお店だ。お店の前には看板犬のさつきちゃんがお出迎え。主に、来店するお客さんは若く、30代、40代のバスフィッシングをされている人たちだ。

石塚さんは琵琶湖で釣りをするお客さんへ当日の天候や特有の気候などの情報を伝えたり、何かあった時のレスキューなど幅広い支援をしている。年に数回、石塚さん主催の大会も行っている。

そんな石塚造船の始まりは、大正2年にまでさかのぼる。経営者の石塚正治さんのおじいさんは、田んぼに行くための田船を作る船大工を始めた。その後、田船が必要なくなると、漁師船や木の手漕ぎボート、そして瀬田川の屋形船を作っていたという。しかし、時代の流れで船はどんどんと需要がなくなっていった。そんな中、琵琶湖で活発になり始めていた、バスボートの保管をして、人々に琵琶湖を楽しんでもらおうと事業の転換に踏み切ったそうだ。

「理想はね、釣り出来なくてもお客さんどうしでしゃべって、っていうのができたらいいなと思てますね。」と石塚さんは言う。釣りをするお客さんだけでなく、その友人やクラブハウスに集まる人々の憩いの場となることを目指している。ほかのお店よりも充実しているクラブハウスにしようという意気がインタビューでジンジンと伝わってきた。お客さんに楽しんでもらおうという気持ちはこれからもクラブハウスの発展につながっていくのだろう。

会社概要

企業名

石塚造船株式会社

業種

サービス業

内容

バスボートの保管

所在地

滋賀県野洲市吉川1645-3

代表者名

石塚 正治

設立年月日

総業1913年/創立1994年

電話番号

077-589-5148

ホームページ

http://www.lakebiwa.net/ishizuka/

お問い合わせ

石塚造船株式会社

077-589-5148