株式会社ケントマテリアル

1977 年、砥石などの研削工具の販売店を立ち上げた。2005 年に加工部門としてセラミックス加工の操業を開始し、生産規模の拡充や設備の増設など経た。2012 年に野洲市三上に自社工場を新設し、現在は上場企業数社を取引先としている。

管理や生産といった現場の仕事と、営業の部門を分けることにより、それぞれが仕事に集中でき効率的な運営を狙う。現場では機械をただ操作するだけではなく、加工方法を加工者が選ばなくてならないため、技術と経験が高く求められる。一人前になるまで５年はかかる。そのため、職の定着率と技術の向上のため人材育成に力を入れている。部署を細かく分けることで教育が行き届き、コミュニケーションが取りやすい環境づくりを狙う。

今までは社会の中で鉄が主な材料であったが、電気自動車がより普及すると現在の3 割ほどの鉄でできた部品は要らなくなると考えられる。同社は今後、鉄に代替する材料としてセラミックが必要不可欠な次世代の素材になり、もっと需要が高まると考えられる。当社の強みである品質管理と人材力を活かし、事業を進めていきたい。